旧車オーバーホール

とっても価値あるバイクを整備させていただきました。

それこそパーツがパーツなので、慎重に・・・慎重に・・・

大袈裟に聞こえますが、所謂旧車に相当する世代のバイクは

パーツの価値もありますが 替えが利かないモノになります。

 

いかに無駄なく今の状態を底上げしてあげれるか・・・

オーバーホールやレストアとは そういった要素も非常にい高いです。

 

 

今回特に時間をかけたのはドコでしょうか?

シルバーパーツの磨きや掃除?

各メカのグリスアップや調整などなど?

ビジュアルに対する些細な仕込み?

 

もちろん全部大切に作業にあたりました。

・・・ですが一番は実はチューブラータイヤの古セメント取りでした。

 

言い換えればそれぐらい保管状況が良かったとも言えました。

中にはグリスが古く硬くなって動きが出ていなかったり

スポークやニップルも折れたり錆びたり・・・

フレームも若干の施工が必要だったりしました。

 

これを聞くと「状態悪いやん」って思われるかもしれませんが

外から見た状態と中を見た状態では明らかに違いがあります。

 

故障していつしか乗らなくなったバイクだとしても

いつか直す日を思いながら 大切に保管されていたか・・・。

 

そんな背景を僕たち触る側の人間は感じてしまう事があります。

 

ニュータイプではないので 実際は想いの感じ方は

間違ってるかもしれませんが 何となくそーゆー事。

 

そしてドキドキしながら 「こんな感じでいかがでしょう?」

と、仕上がったバイクを恐る恐るオーナー様に手渡すわけです。

 

オーナー様には失礼な表現かもしれませんが

童心に戻った様な「あぁ・・・」「おぉ・・・」と

自分のバイクに何かを感じていただいてる時は

何とか正解が出せたのかなと僕も

心の中で 「ふぃ~・・・」っと安心の瞬間です。

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